健康や美容には毎日水を飲むことが良いと言われていますが、具体的にはどのような効果があるのかご存知でしょうか?また水を飲むタイミングや目的に合わせて水の種類を選ぶことも効果的なことをこの記事ではご紹介していきたいと思います。
美肌になるには一日に摂る水分量が重要
肌は水分量が低下してしまうと、乾燥、肌荒れ、毛穴やしわの原因にもなってしまいます。
ではなぜこのようなことが起きてしまうのでしょうか。
それは人間の身体の約半分以上が水分でできている為、水分を摂らず生活していけば、肌トラブルだけでなく心筋梗塞、脳こうそくなど健康面でも様々な病気を引き起こす原因にもなってしまいます。
肌はもちろんのこと、健康面でも毎日意識して水分補給をすることがとても大切です。
生まれたての赤ちゃんの身体には約80%が水分であると言われています。
しかし、年齢とともに体内の水分量は減少して、高齢になると約50%まで下がるということも分かっています。
肌のハリが失われるのは水分量が減ってしまうのも大きな原因の一つです。
内側から水分補給をしなければ、いくら高い化粧品を使って外側からケアしていても、意味がありません。
美肌を作るには、内側、外側と両方からのケアが非常に大切なことなのです。
なぜ水を飲むと美肌効果があるのか
1.血流が良くなり、お肌へ酸素や栄養が届きやすくなる
水分をたっぷりと摂取すると、血液量が増加して、血液中の水分濃度も高くなってサラサラとした血液になります。
血流が良くなるので、血液中の酸素や栄養素がお肌に届きやすくなり、肌荒れを防ぐことができるでしょう。
水分不足になると、血液中の水分濃度が低下して、ドロドロの血液になります。
粘度をおびた血液は流れが悪く、お肌へ栄養や酸素が届きにくくなり、その結果として肌荒れを起こす原因にもなるのです。
2.リンパの流れが改善され、体内の老廃物が排出される
身体の老廃物を排出するリンパの流れが良くなり、肌荒れを防ぎます。
もしリンパの流れが悪くなってしまうと、老廃物が体内にたまってしまい、むくみの原因にもなるでしょう。
3.健康的な肌細胞を維持できる
お肌の細胞は、常に新しい水分を入れ替えて健康的なお肌を維持しています。
人が日々、水分を摂取することで、お肌の細胞は古い水と新しい水を交換していることになります。
水分不足になると、代謝が悪くなり、古い水のままで、細胞も新しく生まれ変われずに古くなっていくのです。
いつも新しい水との入れ替えができていれば、お肌の細胞も常に若々しく健康的でいられます。
4.肌荒れの原因、便秘を解消する
お肌が荒れている人は、日頃から便秘気味というケースが多いですね。
便秘をしていると、排出されるべき老廃物が体の中に残ってしまい、お肌に表れます。
美肌を目指すならば、便秘解消は必須です。
水分を摂取することやミネラルの影響で便が軟らかくなり、便秘は徐々に解消されます。
お肌のためには1日に水分はどれくらい必要?|あしたの美肌|美容コラム (duo.jp)
水の飲み方と種類
1.軟水
日本人が飲み慣れているのが軟水です。硬水と比べてまろやかで飲みやすく、胃腸が未発達な赤ちゃんや小さな子供、また日本料理などには軟水が適しています。また、軟水は髪や肌にやさしいので、刺激が少ないのが一番の特徴です。普段からあまり水を飲まないという方はまず飲みやすい軟水から始めてみるのも良いと思います。
2.硬水
硬水はミネラルを豊富に含んでおり、食事だけでは不足がちなミネラルを補給できるというメリットがあります。また、便秘解消も期待できるため、便秘による肌荒れにも効果があります。ただ体質で下痢気味になる場合もあるので注意が必要です。
3.炭酸水
血行促進、デトックス、整腸作用、疲労回復などのさまざまな効果が期待できます。炭酸水は満腹感を得られるので、小腹が空いた時に飲むと無駄な間食を省くこともできそうですね。
4.温泉水
地層から湧き出た温泉水には、ミネラルが豊富に含まれています。美容や健康目的で芸能人も愛飲されている人も。何より軟水より柔らかい口当たりの超軟水なので、大変飲みやすい水です。水の硬度が苦手という方は、まずは温泉水から始めてみるといいかもしれません。
5.アルカリイオン水
アルカリイオン水は水にカルシウム化合物を添加して電気分解した水のことです。人工的にイオン化されているので、粒子が細かく、体内に吸収されやすいのが特徴です。また、胃もたれや胃の不快感をやわらげ、胃腸の働きを助けお通じが良好になるとされています。
やってはいけない水分補給の仕方
絶対にしてはいけない飲み方は、たくさんの量を一気に飲むことです。海外では数リットルの大量の水を一度に飲んで、死亡してしまったケースもあるようなので、必ず、一日に数回分けてこまめに飲むことが大切です。
また、飲む水の種類によって得られる効果も違うので、使い分けるのも良いかもしれないですね。
便秘には「冷たい水」、「硬水」がおススメ・・・朝起きたら1〜2杯の冷たいお水、できれば硬水と呼ばれるミネラル分のマグネシウムがお通じを良くしてくれます。
冷え性には「白湯」、「常温の水」、「炭酸水」がおススメ・・・白湯は内臓から温まって基礎体温が上昇し冷えを改善します。常温水は基本的に日常的に飲むことで身体の冷えを軽減できます。炭酸水は血行促進効果があります。
入浴で美肌効果up
毎日入浴することも、様々な美容効果が期待できます。
最近はシャワーだけで済ませる人も多いようですが、入浴することで体が温まり、血行促進や発汗による老廃物の排出、むくみの改善などが期待できます。
また、美肌効果が期待できるバスソルトや入浴剤などを使うのもスキンケアには良いでしょう。
入浴することで、血行が良くなり筋肉が緩んでリラックス効果も高まり、ストレス解消にもなりますのでぜひ毎日の日課にしてみて下さい。
まとめ
得られる効果によって水の種類を使い分け、水を摂る習慣を楽しんでみてはいかがでしょうか(^^)美容にも健康にも良いなんて一石二鳥ですね。また、どうしても水分を摂ること自体が苦手という方は、水分を多く含んでいる野菜、果物から水分補給をしてみてもいいので、まずできることからコツコツと始めて美と健康を手に入れましょう(^^)